充実の特典が満載!それがシティエリートブログ:03 9 16


長い付き合いの友人と、
彼の諸事情により
なかなか会えなくなってしばらくたっていた。

おれ達は家族ぐるみの付き合いだったが、
友人とだけなかなか会えない…

そんな折、家族連れ立って温泉に行く話が持ち上がり、
この機会を逃してはならないと、なんとか行くことにした。

もう22時の11時を過ぎていたが、
奥さんも友人夫婦も子供達も起きていてくれ、
しかも、温泉宿の味噌ラーメン屋につれていってくれた。

せめて、
味噌ラーメンくらい食べさせてやろうとの心遣い。

味噌ラーメンができるまで、
我がむすめが昼間の時間を取り戻すかのように、
なんども宿のスロープを、手をつないで歩かされた。

よちよち歩きのむすめを心配する友人のむすめが、
後をトコトコついてきてくれる。
その様子を奥さんや友人夫婦が見守る。

何十回やらされたかわからないが、
ずっと昔に感じたような温かい気持ちになった。
味噌ラーメンの味も大変うまかった。

「日の出を見ながら露天風呂に入る」と言い出したのは、
その友人だった。

そんなに早起きはできないだろう…と皆で言っていたし、
おれ自身も疲れていたから、
とても起きられるとは思っていなかったが、
一応、目覚まし時計はかけておいた。

翌午前中、不思議と目が覚めた。
眠い目をこすりながら、露天風呂に向かう。
すると、そこには、空を見上げて立っている友人の姿があった。

友人はおれを見ると、
まるで懐かしい家族に会ったような笑顔で笑い、
「日の出はロケーション、悪いよ」と言った。

確かに、午前中日が昇る方向は、山側で、しかも建物がある。
この宿は、夕日が沈む海が望める露天風呂が見所だったのだ。

でも、せっかく午前中早く起きたのだからと、
おれと友人は日の出の時刻を待った。


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